「死ぬまでにやりたい10のこと」なんて考えられない 人生の最優先事項は「生き延びること」。 そう決めた先には、思い描く育児やキャリアの夢など、大事なものを手放さなければならない試練が待っていた。海野優子さんがステージ4のがん告知を受けたのは、34歳のときだった。 「実際に死にかけてみると、これからも生き続けることしか考えられない。『死ぬまでにしたい10のこと』を挙げて全部やろうとする映画もあるけれど、そんな気には全然なれなかったんですよね。命ある限りは『生きたい』という気持ちをずっと持ち続け、とにかく治療に専念しようと。人生を前へ進めるためには、大事だと思っていたことをいったん手放そうと決めました」
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