[イメージ]アカゲザルの親子。ニホンザルとアカゲザルの交雑種はなぜ処分されたのでしょうか(写真:アフロ) 2月、千葉県富津市の高宕山(たかごやま)自然動物園でサル57頭が殺処分されたという報道がありました。同動物園ではニホンザルを飼育していましたが、この57頭は外来種であるアカゲザルとの交雑種であったことがDNA検査の結果、明らかになったため、特定外来生物法に基づいて駆除した、というのが理由です。 伊豆大島のキョン1万3000頭、根絶目指し都が前年度比1.4倍の4億円予算化 東京都も、伊豆大島のキョン対策として新年度約4億円の予算を計上し、根絶を目指すなど、全国の自治体は増え続ける外来生物に対し、同様の取り組みを実施しています。なぜこのような殺処分に多額の予算がかけられるのでしょう。そして、保護される生物のために、排除する生物を設けるという対策は本当に適切なのでしょうか。 交雑種サルなど外