新たなフィッシングサイトの被害が急増している。ばらまき型メールを監視・分析・共有するサイバーセキュリティー技術者の集まりである「ばらまきメール回収の会」は2021年11月11日時点で既に1000件を超えるメールアカウントが盗まれているとみる。被害組織は大企業、中小企業、官公庁、大学、一般個人など多岐にわたる。 ばらまき型メールの件名は「メールプラン、セキュリティ強化第2弾リリースのお知らせ」などだ。同メール中のリンクをクリックするとログイン画面が表示される。偽物であり、入力情報を盗む仕掛けが施されている。2021年11月に入り、1日当たり100件以上のペースでアカウントがだまし取られているもようだ。 同会の観測によれば、正規のサイトが改ざんされ、新しいフィッシングサイトが1日に複数件できているという。盗まれたメールのアカウント情報がほどなくしてフィッシングメールの配信に悪用されてもいる。そ
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