「一番の理解者。いつでも『普通』を押しつけず、素の自分を受け入れてくれた」と、非行少年・少女たちから「父のよう」と慕われてきた牧師が12月8日、覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで緊急逮捕された。逮捕されたのは森康彦容疑者(64)。経歴は元暴力団員だが、牧師として子どもたちの支援をおこなってきた。男は今も容疑を否認しているというが…。 【画像】牧師姿の森容疑者 「生きづらさの原因は愛情不足にある」と話していた兵庫県警は12月8日、牧師、森康彦容疑者(64)を覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで緊急逮捕した。森容疑者は指定暴力団の組員幹部から牧師に転身した異色の経歴を持っている。 「横浜出身の森は、日本大学在籍時に夜遊びに明け暮れて中退、その後20代半ばで暴力団に入った。みかじめ料の徴収や違法薬物の売買などをおもなシノギとし、幹部にあがったが、森自身も薬物絡みで組内でトラブルになり43歳で破門された