今日は少し過去のことを書きます。人名とか多少フェイクを入れています。といっても僕以外にはもう一人出てくるだけですが。 僕の小学校~中学校時代の同級生に野宮君(のんちゃん)という男の子がいた。 のんちゃんは少し鈍い子で極々軽度の知的障害があったんだと思う。 少しお調子者というか人の気を惹きたいからなのか机の上に立ってみたりちょっと高いところからジャンプしてみたり危なっかしいこともしてた。田舎の方の学校だったのでみんなわりあいに大らかというか、のんちゃんがやり過ぎて怪我したりしないように気にかけていた。反面ちょっとからかうというか自分たちよりも下に見ていた面があったことも否定はできない。 僕はその後高校進学にあたり都会の方に移ったのでその後のんちゃんとは没交渉になってしまった。というより存在自体を忘れていた。 高校3年のある日のこと。12月だったか。 家を新しく建てるというので引っ越しの準備を