来年4月に改正される「改善基準告示(自動車運転者の労働時間等の改善のための基準)」の影響で物流業界の運転手不足が懸念される中、バス業界も危機感を募らせている。京浜急行電鉄グループの京浜急行バス(京急バス)は20日から、一部車両の車内の全ての広告を、運転手などの職種を募集するものに切り替えた。今回の募集広告について同社は「2024年問題への対策」と位置付けており、「社員一丸となって今回の施策を行う」としている。 改善基準告示は、バスやトラックなどの運転手について、労働条件の向上を図るため拘束時間の上限や休息期間についての基準が設けられている。 現行では1日当たりの休息時間は「継続8時間」と定められているが、来年4月からは「継続11時間を基本とし、9時間下限」へと変更される。 トラックなどの物流業界だけではなく、バス業界も同様に適用を受けることに伴い、運転士の勤務間のインターバルなどが変更にな