2018年9月28日のブックマーク (1件)

  • キモイと言われる僕の友人

    桜が気が早く散ってしまった頃に、電話が来た。 「暖かくなったし、飲まないか?」 「うーん、今週は予定があるから、来週はどうかな?」 いつも通りそう答えつつ、また何かあったのかなと思う。 仲間と会う時やこちらから気分が乗った時でも一緒に飲んだりするが、彼から誘われる時は大抵そうだから。 予定を合わせて、それじゃ、と電話を切り、付き合い長くなったなぁと思った。 彼とは高校時代からの友人だ。 入学式の時、母と少し早めのバスに乗ると彼と彼の母がいた。 同じ制服だったので、話もしやすかったのだろう。母は彼の母とすぐ打ち解けていた。 彼と僕とは、必ずしもそうではなかった。 話はしていたが、どうも上滑りしているところがある。そんな感触があった。 背は小さく、小太りで、話す度にキョロキョロする。けれども話す時は圧迫を感じる程こちらを見つめる。 話す度に身体を動かすものだから、距離感をどうしたものかと考えた

    キモイと言われる僕の友人
    cho-zu
    cho-zu 2018/09/28
    良いエッセイ。