ご存じのとおり、Windows XPには.NET環境が収録されていないので、.NET Framework SDKを追加インストールしなければ、.NET対応アプリケーションを開発することはできない。しかし、Webサービス・クライアントだけならば、Windows XP標準の機能だけで十分作ることができる。しかも手軽に。Windows XPには、Microsoft SOAP Toolkit 2.0(以後MSSOAP)のクライアント部分が収録されているからだ。 MSSOAPといえば、本連載の第5回でも紹介したように、既存のCOMオブジェクトをラッピングして、Webサービスとして公開するなどの用途に利用する、Win32システム向けに用意されたSOAPツールキットである。ただし、Windows XPに付属するMSSOAPはサブセットであり、Webサービスを開発し、公開するために必要なサーバ・サイドのラ