水質を浄化してきれいな海にしようと、相生市那波本町の市立那波小(勝谷秀史校長)の児童94人が7日、浄化に効果があるとされる「EM(有用微生物群)団子」約7000個を学校近くの那波港に投入した。 自然保護グループ・相生湾自然再生学習会議(関根正道代表)が指導し、今回が7回目。10月29日にEM菌と土、米ぬかを混ぜて児童たちがテニスボール大に丸めた団子を用意した。 投入前に、学習会議の松村晋策・副代表(64)が「団子は海底のヘドロを分解する。みんなの力で海をきれいにしよう」とあいさつ。児童たちは岸壁に一列に並んで、団子を次々に投げ入れた。4年の金谷菜ノ遥さん(10)は「近所のお年寄りから、この港にも昔はカブトガニがいたと聞いた。海がきれいになってカブトガニが見られるようになったらうれしい」と話していた。【小泉邦夫】 〔播磨・姫路版〕