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2017年12月5日のブックマーク (2件)

  • ふしぎだね - 空へ ひろげて

    北風さんが ふいたらね。 やさしい こころが うまれたよ。 お花が フワッと 咲くように ぼくの なかに うまれたよ。 北風さんが ふいたらね。 あったかい こころが うまれたよ。 あかりが パッと つくように ぼくの なかに うまれたよ。 北風さんが ふいたらね。 ともだち たくさん ほしくなる。 やさしく やさしく したくなる。 みんなを とっても すきになる。 からだも あったかく あったかく なってくる。 北風さん って 北風さん って ふしぎだね。 ほんとうに ほんとうに ふしぎだね。

    ふしぎだね - 空へ ひろげて
    choco-box11
    choco-box11 2017/12/05
    スフレさん。こんにちは(^^)お元気ですか?心がジ〜ンと温かくなりました。スフレさんの優しさが詰まった作品ですね(^o^)/
  • 小説「記憶のたわむれ」⑦ 完結 - Blue あなたとわたしの本

    話は──終わったのだ。 なんと言えばいいのかわからなかった。右の手の甲で意味もなく口もとをこすっている自分に気づいた。膝の上に手のひらを戻した。藤堂さんは同じ姿勢のまま、動かなかった。 「つまり──」と声をひそめて僕はささやいた。「おばさんは、幽霊だった──」 「わからん」、藤堂さんは思いのほかすぐに答え、顔をあげた。ゆっくりと頭をふり、どこか自嘲気味に微笑わらった。 「いまでもわからんよ。おばちゃんにはしっかりした存在感があったし──なんといっても抱擁までしたんだからな。和服に染みついたお菓子の匂いまで嗅ぐことができた。温かな涙まで流してた。そんな幽霊っているか?」 藤堂さんはまた短く黙ったのち、つづけた。 「だけど──そうだったんだろうな。そうとしか考えられない。説明がつかない。正直──俺にはもうどうだっていいんだよ。幽霊だろうが、夢を見ていたんだろうが。俺はたしかにあの夜、おばちゃん

    小説「記憶のたわむれ」⑦ 完結 - Blue あなたとわたしの本