●特集/シンポジウム10:脳炎・脳症・脊髄症の新たな展開–3 ヒトパピローマウイルスワクチン接種後の神経症状は, なぜ心因性疾患と間違われるのか* 髙嶋 博** Key Words:human papilloma virus (HPV) vaccination, small fiber neuropathy, HPV vaccination related neuro- logical disorders, autoimmune encephalopathy, motor symptoms (神経治療 35:536–542,2018) はじめに 子宮頚癌を予防する目的で開発されたヒトパピローマウイ ルスワクチン(human papilloma virus:HPVワクチン)を 接種後に,頭痛,羞明,光過敏,音過敏,激烈な疼痛,月経 異常,様々な睡眠障害,postural orthostatic
10月、合同結婚式の末に生まれた小川さゆりさん(仮名)の会見中、教団から彼女の両親の署名を入れた「会見中止」を要求するFAXが届いたことは、大きな話題になった。同じ被害を生みたくないと訴える、小川さんはじめ、武田ショウコさん(仮名)、もるすこちゃんさんの3人の宗教2世の座談会が実現した。【全4回の第1回】 異性に好意を持つ罪悪感 武田:小川さんのあの会見は、2世問題が世間に注目される大きなきっかけだったと思います。私たち他の2世も、声を上げる勇気をもらいました。 小川:教会が会見中、私の両親を利用して送ってきたFAXの中に、「精神に異常をきたしている」と書かれていたことはショックだったし、怒りが湧いた。しかし会見の後、メディアからの注目度も変わりましたし、他の2世の仲間とも多く繋がれました。 会見で話題になった私の両親は幼少期に私を可愛がってくれたので、私は「親の期待に応えたい」という思い
たった1人の「子供の声がうるさい」という意見で廃止になった長野市内の公園。市に対して意見を言っていたのは大学の名誉教授だったことが週刊ポストの取材で明らかになった。その1人の声で、子供の遊び場である公園を閉鎖した市の対応には疑問の声があがっている。 長野駅から車で10分ほどの住宅地に、問題の青木島遊園地はある。青木島小学校、青木島保育園、青木島児童センターに囲まれた場所にある青木島遊園地は2004年に地区住民の要望を受け、農地だった場所を公園として整備した。長野市の公園緑地課が管轄となって公園を整備し、隣接する青木島児童センターや地域ボランティアによって雑草駆除などの管理を行なってきた。青木島児童センターの責任者はこう話す。 「児童センターは青木島遊園地ができたのと同時期に設立されました。保護者が就労していて自宅に不在の小学1、2年生を下校時間から保護者の仕事が終わるまでここで預かっていま
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