岸田文雄内閣にまたトラブルが持ち上がった。8月2日、日本橋高島屋で開かれた北朝鮮拉致被害者、横田めぐみさんの写真展で母親の早紀江さんに向かって、心ないヤジが飛んだのだ。 ヤジを飛ばしたのはこともあろうに、今年3月まで内閣官房拉致問題対策本部の事務局長を務めた元神奈川県警本部長で、現内閣官房参与の石川正一郎氏。北朝鮮拉致対策の陣頭指揮を執っていた公安幹部が、北朝鮮拉致被害者のシンボル的存在である早紀江さんを前に、悪態をついたのだから尋常ではない。 当日、早紀江さんと対談したジャーナリストの高世仁氏によると、 「石川氏がいたのは、会場に約100席用意された座席、立ち見席、報道陣のさらに後ろの最後尾でした。早紀江さんは石川氏のヤジに気が付かず、講演会が中断するようなことはありませんでした。私もあとから教えてもらったのですが、私が早紀江さんに声をかけたタイミングで、石川氏が『誘導尋問しているんじゃ
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