東海道新幹線の男性運転士(29)が運転台に足を投げ出した状態で運転し、JR東海の調査に「過去に5、6回やった」などと話していることが8日、分かった。 同社は「極めて不適切な行為だ」として7日以降、運転士を乗務から外しており、今後処分する方針だ。 発表によると、運転士は6日午後1時55分頃、東京発新大阪行き「こだま653号」(16両編成、乗客約320人)に乗務中、静岡県の掛川―浜松間で運転台に両足を乗せていた。当時、新幹線は時速約200キロで走行していたとみられる。この様子は外から撮影され、ツイッターで公開されたことにより発覚した。 運転士は同社の調査に「楽な姿勢をとるため足を伸ばした。過去に5、6回やった」と説明。6日については「靴を脱いで約10秒間、運転台に足を上げた。その間、(速度を調節する)ハンドルは握っていなかったが、前方は見えていた」と答えたという。