デジカメで培った画像処理が“意図ある3D”を実現する カシオ「デジタル絵画」:2012 International CES(1/2 ページ) 世界最大級の家電見本市である2012 International CESにて、カシオ計算機は「デジタル絵画」の参考展示を行った。家電の見本市で「絵画」とは奇妙に聞こえるが、この「デジタル絵画」は、1995年にデジタルカメラ「QV-10」を投入したデジタルカメラの老舗である、同社の画像処理技術が根幹をなしている。 その「デジタル絵画」とは一体何か。樫尾和雄社長とVP事業部長 執行役員の持永信之氏に話を聞いた。 同社の参考展示した「デジタル絵画」は、単純に絵画をスキャナなどでデジタル化するといった一般的な意味での「デジタル処理した絵画」ではない。平面で描かれた絵画からデジタル処理によって奥行きの情報を創造、付加して立体化し、新しい作品とすることを樫尾社長