クリエイティブと固く結びついた高畑監督の「左」 スタジオジブリのツートップの一人、高畑勲監督が左がかった考えの持ち主というのは、ご本人も隠そうともされていないことです。 たとえば『かぐや姫の物語』でも「私がそなたを望めば、そなたは私のものになるのだ」と刺さりそうな顎でセクハラする御門や、高貴な姫君としての生き方を強いる義理の父に反発して「私は生きるために生まれてきた!」と叫ぶかぐやなど、天皇制批判やフェニミズムを隠喩どころかセリフで喋らせている。もうちょっとオブラートに包んでも……と思える直球さでした。 東大仏文科卒業後、東映動画に入社。そして労働組合に参加して委員長に就任し、盟友・宮崎駿監督と出会ったのも労働争議の中です。東映動画の劇場長編でも最高傑作の一つといわれる『太陽の王子ホルスの大冒険』のスタッフもほとんどが労組組合員で、制作期間3年、1億3千万円もの制作費(現在だと約5〜6億円
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