2022年3月7日のブックマーク (3件)

  • 仕事をするときのモットーは - 日日平安part2

    好きな作家や映画人の話から教わることはとても多い。 不安でならない時や心の弱っている時“そこ”に飛び込みたくなる、と作家の太宰治さんはある場所について書いた。そこへ行くとホッとして助けられるのである。 それは映画館。世間から切り離された真っ暗な空間にて、映しだされる物語で観衆と一緒に泣いたり笑ったり。それがなによりの救いとなる。 終戦直後の貧しい時代にも大勢の人が映画館へ詰めかけたという。映画は“優しい慰め”なのか、心の弱っている時への栄養剤だったのかもしれない。 無声映画の時代を経て、セリフの声や劇中音楽を(作品の中に)入れ込むことのできる トーキー映画が広まる中、チャプリンは人の声を入れることにとても消極的だった。 必要最低限のセリフは声で残しても、話の重要な部分は字幕にて見ればわかるようにしていた。自ら劇中音楽も手掛けて、アカデミー作曲賞を受賞するほどだったので、音への関心は強かった

    仕事をするときのモットーは - 日日平安part2
    choro0164
    choro0164 2022/03/07
  • 年とればスピードの増すものは - 日日平安part2

    毎年、月日がたつのを早く感じる。同年代の知人と話しても同じ感覚のようだ。それは、どうやら“体内時計”というものが影響しているらしい。 加齢に伴い、体内の新陳代謝の速度が遅くなっていくのを自分では気がつかない。それで、体内時計では半年たったと思い込むのだが、実際は1年が過ぎ去っているのだ。 つまり、自分の生命の回転速度が当の時間経過についていけていない仕組みなのだとか。 一昨年、コロナ禍に無観客で行われたプロ野球。そこには妙に懐かしいミットの乾いた音や打球音の響きがあった。際立つあの音で、かつて息子たちの少年野球の試合を見たのを思い出した。 全力投球の姿や振り抜いたバットのあとのうめき声。新鮮なあのときの臨場感が蘇る。 今では大人になった息子と酒を呑んだりしているが、子どもが子どもだったあの期間はあっという間に過ぎ去ったような気がしてならない。 「日プロレス界の父」と呼ばれた力道山。得意

    年とればスピードの増すものは - 日日平安part2
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    choro0164 2022/03/07
  • まだまだ眠っている可能性が - 日日平安part2

    作家・沢木耕太郎さんは、大学卒業後に富士銀行(当時)へ入行したが初出社の日に退社したという。退社を決めたのはその出社途中で信号待ちをしているときだったそうな。 その沢木さんは高校1年の春休みに東北一周の旅へ出た。北上駅の待合室で夜を明かそうとしたとき、ホームレス風の男性と2人になった。 ベンチへ横になり うとうとすると背後に足音を感じた。所持品を盗まれるのではないかと思わず身構えたが、床に落ちた毛布を男性が拾って掛けてくれたのだ。 沢木さんは男性を疑ったことを恥じたという。そして、その旅では多くの人から親切を受けた。 私も若き頃に各駅電車の長旅をしたことを思い出す。いくつもの地方の駅に降りて駅前の商店街をゆっくりと歩くのが楽しかった。今はもうほとんどがシャッター街になっているかも知れないが。 その後、年を重ねると新幹線での旅が当たり前になり、たまに飛行機を使ったりもした。新幹線では目的地へ

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    choro0164 2022/03/07