ブックマーク / tomii23.hatenablog.com (82)

  • 仕事をするときのモットーは - 日日平安part2

    好きな作家や映画人の話から教わることはとても多い。 不安でならない時や心の弱っている時“そこ”に飛び込みたくなる、と作家の太宰治さんはある場所について書いた。そこへ行くとホッとして助けられるのである。 それは映画館。世間から切り離された真っ暗な空間にて、映しだされる物語で観衆と一緒に泣いたり笑ったり。それがなによりの救いとなる。 終戦直後の貧しい時代にも大勢の人が映画館へ詰めかけたという。映画は“優しい慰め”なのか、心の弱っている時への栄養剤だったのかもしれない。 無声映画の時代を経て、セリフの声や劇中音楽を(作品の中に)入れ込むことのできる トーキー映画が広まる中、チャプリンは人の声を入れることにとても消極的だった。 必要最低限のセリフは声で残しても、話の重要な部分は字幕にて見ればわかるようにしていた。自ら劇中音楽も手掛けて、アカデミー作曲賞を受賞するほどだったので、音への関心は強かった

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    choro0164
    choro0164 2022/03/07
  • 年とればスピードの増すものは - 日日平安part2

    毎年、月日がたつのを早く感じる。同年代の知人と話しても同じ感覚のようだ。それは、どうやら“体内時計”というものが影響しているらしい。 加齢に伴い、体内の新陳代謝の速度が遅くなっていくのを自分では気がつかない。それで、体内時計では半年たったと思い込むのだが、実際は1年が過ぎ去っているのだ。 つまり、自分の生命の回転速度が当の時間経過についていけていない仕組みなのだとか。 一昨年、コロナ禍に無観客で行われたプロ野球。そこには妙に懐かしいミットの乾いた音や打球音の響きがあった。際立つあの音で、かつて息子たちの少年野球の試合を見たのを思い出した。 全力投球の姿や振り抜いたバットのあとのうめき声。新鮮なあのときの臨場感が蘇る。 今では大人になった息子と酒を呑んだりしているが、子どもが子どもだったあの期間はあっという間に過ぎ去ったような気がしてならない。 「日プロレス界の父」と呼ばれた力道山。得意

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    choro0164 2022/03/07
  • まだまだ眠っている可能性が - 日日平安part2

    作家・沢木耕太郎さんは、大学卒業後に富士銀行(当時)へ入行したが初出社の日に退社したという。退社を決めたのはその出社途中で信号待ちをしているときだったそうな。 その沢木さんは高校1年の春休みに東北一周の旅へ出た。北上駅の待合室で夜を明かそうとしたとき、ホームレス風の男性と2人になった。 ベンチへ横になり うとうとすると背後に足音を感じた。所持品を盗まれるのではないかと思わず身構えたが、床に落ちた毛布を男性が拾って掛けてくれたのだ。 沢木さんは男性を疑ったことを恥じたという。そして、その旅では多くの人から親切を受けた。 私も若き頃に各駅電車の長旅をしたことを思い出す。いくつもの地方の駅に降りて駅前の商店街をゆっくりと歩くのが楽しかった。今はもうほとんどがシャッター街になっているかも知れないが。 その後、年を重ねると新幹線での旅が当たり前になり、たまに飛行機を使ったりもした。新幹線では目的地へ

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    choro0164 2022/03/07
  • 哀れ ねずみ男と子泣きじじい - 日日平安part2

    コロナ禍で、も杓子も政治家もよく使うエビデンスという言葉。ネットで検索すると、科学的根拠、臨床的な裏づけということらしい。 といっても、このふたりの話からはエビデンスがさっぱり感じられない。現首相の菅氏と政府の分科会の尾身氏である。 デルタ株やラムダ株と、どんどん進化する新種のコロナは空気感染で、“濃厚接触”という枠組みで括れる次元ではなくなっている。ワクチン接種でも感染するし、ワクチンも半年くらいで期限切れだとか。 ネットでは、菅氏が子泣きじじい、尾身氏はねずみ男と呼ばれていた。たしかに、 風貌は似ているが中身は大違いである。私は『ゲゲゲの鬼太郎』で、ねずみ男の大ファンであり、子泣きじじいの優しい目がたまらなく好きだ。 マンガの中のふたりには人情や感情もたくさん感じられる。尾身氏はただの御用学者で、保身には気を遣うが新しい勉強をまったくしていない。 菅氏とくれば腐った魚のような目で、国

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    choro0164 2021/09/04
  • テレワークの普及は餌食なり - 日日平安part2

    東京と熱海(静岡)の間に電話回線が設けられのは、約130年前らしい。一般加入者の募集のために、政府は財界人及び著名人を800人ほど招待して実体験を行ったそうな。 その効果は抜群で、離れた場所からの声がはっきりと聞こえる。その宣伝は大成功かと思いきや、思いもよらぬ意見が飛び交った。 「これほどまでにハッキリと通話を媒介するのなら、コレラ菌も広がるはずなので怖い」とだれかが言い出したことで、失敗のきっかけになった。 当時はコレラが流行していたこともあり、結局わずかな申し込みで終わったという。 将棋の実力制第四代名人の升田幸三さんが十四世名人の木村義雄さんと指した際、窮地に立った升田さんは(盤面でなく)木村さんの息遣いに目を凝らした。 息を吐こうとした瞬間、バシッと駒を打つ。すると木村さんはハッとするわけだ・・・と。升田さんはそれを繰り返すうちに木村さんが乱れて、逆転勝ちをした <息を吸うときは

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    choro0164 2021/09/04
  • 人の口が3つ寄り 評判が立つ - 日日平安part2

    黒澤明監督の映画『悪い奴ほどよく眠る』(1960年)のオープニングシーンは、結婚式で登場人物が一堂に会していた。そこでは、公団の汚職に絡む複雑な人間関係が手際よく説明されていた。 事件の始末を幹部が末端の職員に押しつけ、自殺に追い込んでもみ消しを図ろうとする内容だったと記憶する。 哲学者・梅原猛さんいわく「どうでもよいことはきわめて正しい真実を語り、自己の政治支配を合理化する点においては、きわめてたくみにうそをつく意思がはたらいている」・・・のだと。日書紀などでも、歴史とはそのときの権力者に都合よく書かれるものなのらしい。 さて、この方もきっとよく眠られていることだろう。安倍前首相である。うその上書きを、現代の官吏が行っていたのが森友問題をめぐる財務省の公文書改ざん騒動である。自殺に追い込まれた人がいても知らん顔のまま。 また、安倍さんは眠ることだけでなくよく笑う。桜を見る会のゴタゴタで

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    choro0164 2021/08/07
  • 真実味が増す言葉かもしれぬ - 日日平安part2

    厳島の戦いにて戦国武将・毛利元就は、数千の軍勢で2万の大軍を率いる陶晴賢(すえはるかた)を破ったという。その際、元就は将兵に3日分の糧しか持たせなかったとのこと。 人間は、期間が区切られてこそ頑張れる。それを知っていたがゆえの真価といえそうだ。 元来、日刀と日語は切っても切れない仲らしい。「切羽詰まる」、「さや当て」などは今も使われる。 「しのぎを削る」では、刃と背側の峰との中間で厚くなっている部分を指す“しのぎ”が削れるほど激しく争う様子を表す。また「反りが合わない」だと、曲がり具合が合わず日刀をさやに収めることができない状態に進捗するらしい。 在りし日の映画界では、太陽を直接的に撮ることはタブーとされていた。レンズを通してフィルム上に光が焦点を結び、焼ける危険があると考えられていたためだ。 黒澤明監督の『羅生門』ではその常識を破った。森の中の光と影を基調に人間心理の不可解さを描

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    choro0164 2021/07/22
  • 1時間は50万年に相当する - 日日平安part2

    10進法は人間の心理を縛るものらしい。元陸上選手の為末大さんは著書『限界の正体』にて述べた。たとえば100メートル走で目標を10秒に設定した場合など、キリのいい数字を意識することでプレッシャーや力みが生じ、来の能力を発揮できなくなる恐れがある・・・のだと。 地球誕生から現在までの歴史を、1年365日に換算したお馴染みの地球カレンダーによれば、1日は1300万年、1時間は50万年に相当する。人間や動物の一生なんて、1秒もたたないうちに終わってしまう。反面、100メートル走では百分の1秒短縮を人類の歴史の中で競っている。 地球カレンダーにおいて、ホモ・エレクトスの一部がアフリカで進化した現生人類(新人=ホモ・サピエンス)の誕生は12月31日の午後11時37分だという。最後発の生物である人間とは、なんと態度のデカイ動物なのか。 文芸評論家・ドナルド・キーンさんが、奈良の吉野山にて日で初めて花

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    choro0164 2021/07/22
  • なにかの実験なのか東京五輪 - 日日平安part2

    米国での奇想天外な実験を集めた文庫に『狂気の科学者たち』がある。記憶のテストでは、あなたが5歳のときショッピングセンターで迷子になったことを覚えていますか? 24人中7人が「もちろん」と答えたという。誰も迷子の経験などないのに・・・だ。 困った能力が人間にはあるようだ。ありもしないことなのに、そんなことも(言われてみれば)あったね、と冗舌に話し出す。 思えば、大ヒットの商品名も消費者になじみが深くなりすぎて、それが一般名詞と思い込んでしまう。 電子オルガンのことをエレクトーンと思い込み、ツナ缶がシーチキン、ラップはサランラップ等に、固有の商標が品物の名にすり替わる。 “朱肉つきはんこ”のシャチハタもメーカーの名前であり、銀行や役所などで「シャチハタでもかまいません」などと普通に使われている。 余談だが、正式な企業名はシヤチハタだという。また、カメラやレンズでお馴染みのCanonもキヤノン

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    choro0164 2021/07/22
  • モノだけでなくヒトづくりへ - 日日平安part2

    作家・池波正太郎さんの時代小説には、あくの強い登場人物の魅力とともに、いかにもおいしそう料理や酒が出てきて楽しめる。坂や水路が多かったという江戸の町並みも細かく描かれている。 また、映画にもなった“南極料理人”で元越冬隊員の西村淳さんは、極寒の地でジンギスカン鍋をやったらどうなるか・・・と、実際に試したことがあるらしい。 氷点下40度における野外での焼き肉は相当あわただしい。通常のべ方は不可能で、焼けたら速攻で口に投入しないと、肉はカチカチに凍ってしまう。 缶ビールも開缶して1分以内に飲み干さないと一瞬で苦い氷になってしまう。江戸時代の粋な飲風景とはかなり異なるようだ。 現代も大好物な人が多い握り寿司の誕生は、江戸時代の東京にて、庶民が気軽に立ちいできる屋台としてのスタートだったという。 べ物には歴史のつながりみたいなものが感じられる。反面、明治時代以降の日で重宝されたモノを思

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    choro0164 2021/06/06
  • メモを始めたきっかけは明快 - 日日平安part2

    もう何年も(高校野球のテレビ観戦はしているが)プロ野球をまったく見ていない。ところが、“YouTube”ではプロ野球の面白さにドップリと浸かっている。 長嶋さんや王さんが現役もしくは監督時代にプレイした若手(だった)選手たちが、すばらしいエピソードを余すことなく語っているからだ。 あの時代...個性あるスター選手の宝庫だったプロ野球。多くの選手に興味が尽きない。その中でも私のお気に入りだったのは野村克也さん。 テスト生からスタートした南海時代には「不器用なので変化球にはある程度、球種を絞らないと対応できない」と感じ、捕手の配球の傾向や投手の癖を徹底的に分析し始めた。 南海では戦後初の3冠王も獲得。捕手で4番バッター、監督もつとめた。それでもスター気取りはいっさいなく、「キャッチャーは“捕手”と書くが、私は、投手を助け、足りないところを補う“補手”だと思っている」と<生涯一捕手>を何度も口に

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    choro0164 2021/06/06
    故野村克也さんほど、「すきなことで生きていく」を体現された方はいらっしゃらないようにも感じますね。全てが野球という好きなもので飾られていたように思います。
  • イライラでも気楽な生き方を - 日日平安part2

    毎日、うなぎ屋の店先で匂いをかぎながら通り過ぎる男がいたという。その店の主人は、大みそかに男を呼び止めて言い渡した。「毎日の匂い代、締めて6百文になります」と。 男は懐から代金の銭を放り出し、店主に言い返した。「音だけで十分だろう」。江戸時代の有名な小話の『かば焼き』だという。 (こういう話が受ける)古き良き時代が、思わず脳裏に浮かぶ。 旅の歌人といわれた若山牧水さんは、鉄道の旅を愛した。物思いにふけりながら窓際に寄り掛かり、腰が痛くなれば鉄道案内の冊子に目を通し、適当な駅で途中下車をした。旅の時間がとてもゆっくりと流れていくようだ。 <せまい日そんなに急いでどこへ行く>は、昭和48年(1973年)に流行した全国交通安全運動の標語である。高度成長期の中で人々は忙しく動き回っていた。 全世界で日の国土面積はわずか0.28%。しかし、全世界で起きたマグニチュード6以上の地震の20.5%が日

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    choro0164 2021/06/06
  • ユーモアやシャレの妙味とは - 日日平安part2

    作家井上ひさしさんの小説『青葉繁れる』は1974年(昭和49年)の作品だという。当時の私はを読み漁っていた時代である。ただ、この作品は映画で観たのが先で、をそのあとに読んで夢中になった。それ以来、井上ひさしさんに興味を強く持った。 後で知ったことだが、井上さんの作品はもっと幼い頃から夢中になっていたことが判明。1964年4月から5年間放映される国民的人気番組『ひょっこりひょうたん島』(NHK総合テレビ)を手がけていたからだ。 井上ひさしさんは、エッセイ『一盗一窃のひけめ』で窃盗癖があったと告白。とはいえ、ユーモアの達人のおっしゃることで、小さな悪事だったそうな。 盗品は喫茶店のマッチ、レストランの爪楊枝、旅の宿のタオル等。現行犯で見つかっても許してもらえそうとの計算で、“人間としては小物”との分析済みであった。 イラストレーター・山藤章二さんと井上ひさしさんの対談では、日政治家の“

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    choro0164 2021/06/06
  • 言葉に触れる時間を足せば? - 日日平安part2

    「ホンマでっか!?」とくれば明石家さんまさんを連想してしまうが、この関西弁を漢字にすれば「真」なのだという。意味は、“当である”ことや“真実である”ことで、文字通りだ。ただ、漢字を頭に浮かべて口に出してみると、響きが重くなるような気がしてくる。 大阪の市井を描く織田作之助さんの短編小説『螢』には奇妙な詐欺の手口が登場する。 「中身は絶対に見るな」。旅館などで風呂敷包みを預ける男が言い放つ。数日後、受け取りに来た男は「中を見たな」と騒ぐ。 包みを解くと中にあった人形が「見たな」と口を開いた。男いわく、とある大名に贈る品であったが、不徳な目で見られてはそれもできない。どうしてくれる、と金を要求。 「見た人形」というやり口らしく、人形がしゃべるのはからくり仕掛けと腹話術だ。時代によって詐欺の手口も変化していくものらしい。 さて、人がしゃべる過程では、家族の会話やラジオを聞いたりと、いろいろな

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    choro0164 2021/06/06
  • この時期のクリスマスと正月 - 日日平安part2

    人生の先輩たちのお話はおもしろい。 <そうだろう、梅原くん。縄文時代から僕をまねるやつがいたんだよ>。梅原猛さんは「太陽の塔」が縄文時代の土偶に似ていると思った。影響を受けたかどうか、岡太郎さんに聞いた。やはり、そうだった。 岡さんの“無邪気さ”を梅原さんは大好きになった。子どもらしさは、やはり創造するための大きな条件。<だから人間は赤ん坊になるために勉強する>。梅原さんの結論である。 <大人が若者を無責任に励ましているようで当にいやな言葉だと思う>。脚家・山田太一さんは<無限の可能性がある>との言葉が苦手だという。 成人の日の定番で、“君たちには無限の可能性がある”にはリアリティーがない。人生はままならないし、無限の可能性で成功できるわけもない。運もあれば能力もちがう。 もし失敗したしたら、その言葉は“無限の可能性があったのに、その分の努力が足りなかった”、と言うことと同じではな

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    choro0164 2020/03/02
  • 世間とは学ぶことが多き場所 - 日日平安part2

    <数字はうそをつかないが、うそつきが数字を使う>。アメリカ経済学者・ランズバーグの言葉らしい。100歳になったら、もう大丈夫。全人口の中で100歳を超えて死ぬ人はごくわずかしかいない・・・から。← こんなジョークもあった。 統計数字を権力者が利用すれば、だまされた気分も倍増する。十何年も前から不正調査の数字が使われていたという厚生労働省の毎月勤労統計の不正調査などは、記憶に新しい。堂々と“数字のうそ”がまかり通っていたのだ。 “重厚”と尊び、“軽薄”と蔑(さげす)んだものが一緒になり、わずかな共通点だけで概括される、と三島由紀夫さんは書いた。 そして、現代という時代の住人は、やがて一つの時代思潮の中へと組み込まれる。もう百年もたてば・・・とも。 16世紀のフランスの思想家・モンテーニュは著書『随想録』の中で、“詰め込み教育”を批判した。詰め込み教育とゆとり教育というスイッチを切り替えなが

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    choro0164 2020/03/02
  • 興味が尽きない作家達の逸話 - 日日平安part2

    ウィキペディアによれば、作家とは芸術や趣味の分野で作品を創作する者のうち作品創作を職業とする者、または職業としていない者でも専門家として認められた者をいう・・・らしい。 <私は自分の小学生の娘や息子と、少年週刊誌を奪ひ合つて読むやうになつた>。作家・三島由紀夫さんは漫画好きだったそうな。ちばてつやさんの『あしたのジョー』の続きが読みたくて、週刊少年マガジン編集部を夜中に訪ねたこともあったという。 手塚治虫さんといえば漫画の神様だ。<ぼくの描くマンガの人物というのは全部ぼく自身で、ぼくのいろんな面がそれぞれ分身みたいになっている>と自著に記した。 作家・水上勉さんは9歳で京都の寺に預けられた。その寺も飛び出し、42歳で直木賞を受賞して流行作家になるまでは職を転々とした。中国での苦力(クーリー)監督、薬の行商、代用教員、役所勤めなどと職種は30を超えたとのこと。 水上さんにとっては作家も“天職

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    choro0164 2020/03/02
  • はっきりしない空模様は続く - 日日平安part2

    <空に三つ廊下>。空模様がはっきりしないときの言い回しだという。降ろうか、照ろうか、曇ろうか。この3つの“ろうか”を廊下に置き換えているらしい。 景気の“気”は気分の「気」といわれるが、今まで通っていなかった場所へいい気分の気が行き渡るといいが、逆のパターンもありそうだ。。 <アメリカがくしゃみをすると日は風邪をひく>。子どもの頃から聞いていて、なにかのギャグかと思っていたが投資の格言だという。アメリカ経済がコケると、日経済は大コケする。 さて、中国などで旧正月を祝う春節の大型連休では、中国の訪日客が急増することから、国内の小売業界や観光地で売り上げ増への期待が高まっていたはずだ。今年の収支決算はどうなっていくのだろうか。 新型コロナウイルスの騒ぎ以前からも、一部では中国経済の減速を懸念する声が出ていたが・・・。 日の観光庁の調査では、(春節期間を含む1~3月の)中国人観光客の1人当

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    choro0164 2020/03/02
  • 2位のイタリアを大幅上回り - 日日平安part2

    売ろうとする製品の、悪い面にも言及することは、セールスの極意らしい。売りたい製品の良い面ばかりを強調するのではなく、あえて“少し操作をしにくいですが”や“若干お高くなっています”などのトークを混じえる。すると、顧客はセールスの正直さを感じ心を開く。 20世紀最高の劇の一つである戯曲『セールスマンの死』(アーサー・ミラー)で、主人公のセールスマンは63歳。若い頃はやり手で家族からも尊敬されていたが、歳をとり落ち目になっていく。 30代の息子たちは自立できずいがみ合い、築いた家庭は崩壊。行き場を失った主人公は悲劇的な死へと向かう。 現在の日では65歳以上の人口が最高28.4%で、75歳以上は7人に1人だという。世界201の国のうち65歳以上の割合が最も高く、2位のイタリア(23.0%)を大幅に上回っているそうな。2025年に30.0%、40年には35.3%に上る見込みだという。 平均寿命は8

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    choro0164 2020/03/02
  • 衰えぬ向上心こそが可能性へ - 日日平安part2

    全世界のうち日の国土面積は0.28%だという。それで、全世界で起きたマグニチュード6以上の地震の20.5%が日で起きている。日の活火山も全世界の7.0%になるそうな。 明治時代の『東京風俗志』という書物には<都下の建築は常に火災を慮(おもんばか)りて、及ぶだけ粗略に作れり>と記された。 どうせ火事にあうのなら家を粗末に作るという(江戸時代の)考えが、まだ一般的の頃だったらしい。 庶民の貸家も<3年火災を免れ得べくば、その資金を復することを得べし>で、3年間の家賃で建築費を回収できる粗末な造りにした・・とも。 さて、生涯で93回も引っ越して、住む家を次々にゴミ屋敷化したというのが江戸時代の絵師・葛飾北斎である。 役者絵からスタートした北斎は、美人画、風景、物語の挿絵、動植物などと自在なタッチで多彩なジャンルをこなした。 その才能は、フランスの画家モネやオランダの画家ゴッホにも影響を与え

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    choro0164 2020/03/02