ネットのあちらこちらで日本語が滅びるかどうかについての歪んだ論争が巻き起こっているようだけれど、まぁ、それはさておき、自分ぐらいの年寄りになると、社会で使われる言葉が時代と共にどんどん変化するのを目の当たりにしてきた中で、ほんのときたまではあるけれど、どうしても納得できない言葉使いに出会うことがある。 ここ近年でそういう自分的に納得できない言葉使いの筆頭は、20〜30代のやり手のビジネスマン達が使う「お打ち合わせ」や「お見積もり」「ご提案」だ。 上記のような言葉が出てくるシチュエーションは大抵の場合、先方から「打合せ」や「見積もり」「提案」が申し出される時だ。まがりなりにも顧客であるこちら側に問い合わせているのだから、本来であれば、彼らの都合である「打合せ」「見積もり」「提案」は、へりくだって表現されてしかるべきなのに、そこで「お」や「ご」を付けてしまうと、こちらが高められることはなく、逆