アメリカが行ったイランの核施設への攻撃をめぐり、IAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長はアメリカのテレビ局の取材に対し「深刻な損害を受けたものの完全な損害ではない」としたうえで、数か月かそれよりも早くイランが濃縮ウランを生産する状況になる可能性があるとの認識を示しました。 アメリカ軍によるイランの核施設への攻撃をめぐり、アメリカのトランプ大統領は完全に破壊されたとしている一方、アメリカの複数のメディアはイランの核開発の計画を数か月程度、遅らせるにとどまるとする初期の分析結果を伝えています。 アメリカのCBSテレビは28日、IAEAのグロッシ事務局長へのインタビューの内容を報じました。 このなかでグロッシ事務局長は、現地で軍事的な評価を行ったわけではないとしたうえで核施設が「深刻な損害を受けたものの完全な損害ではない」との見方を示しました。 そのうえで「イランには能力がある。数か月かそれ
