高知市のアマチュア天文家、関勉さん(80)が、22年前に発見した小惑星を「GANBAROU(がんばろう)」と命名し2日、国際天文学連合小惑星センター(米スミソニアン天文台)から認定された。 関さんは1965年、同じアマチュア天文家の池谷薫さん(67)=静岡県=と自作天体望遠鏡で「池谷・関彗星(すいせい)」を発見し、天文ブームを巻き起こした。六つの新彗星と約1500の新小惑星を発見。2010年、日本最古の天文同好会「東亜天文学会」の会長にアマチュアとして初めて就任した。 小惑星「GANBAROU」は89年、大震災と同じ3月11日に発見され、確認順の「2万9157番」と表記されていた。直径約4キロ、明るさは17等級で地球から約2億2500万キロの位置にある。今年は7月下旬~10月、南方向のやぎ座の中で西に移動する姿を観測できる。地球に最も近づくのは8月17日午後9時50分ごろ。ただ、肉眼では見