1551年に、ドイツの薬草家が、「セージは医者、料理人にも、台所、地下室の場所も、貧富も問わず役に立つハーブである」という言葉を残している。また、古いアラビアのことわざには、「庭にセージを植えているものが、どうして死ぬことができようか」とあるように、古くから薬効に富む薬草として有名である。また、料理、装飾にも適している。 観賞用としても栽培され、その品種も多い。また、花にはミツバチが好んで集まることから、セージからとれる蜂蜜が、セルビア、モンテネグロでは主な輸出品のひとつとなっている。[6] 7 - 8月ころのよく生えた葉を採集して、陰干しにしたものをセージまたはセージ葉とよんで、薬用したり香味料として調理に用いる[5]。セージは、ローズマリーとともに他のスパイスに比べて際立って強い抗酸化作用を有している[7]。 調味料[編集] 薬のような強い香りとほのかな苦味が特徴で、防腐効果や殺菌効果