16歳の誕生日と共に原付免許を取り、でも、20代はクルマに夢中。アラサーでリターンライダーになるも、40代は仕事に忙殺される。そしてアラフィフで2輪に再々入門。そんな浦島ライダーが、最新のバイクをチェックしていきます! 違和感ないハイブリッドホンダが放つ、量産二輪車世界初のハイブリッドスクーター『PCXハイブリッド』(受注生産車)。さっそくスロットルグリップを回して走り始めると、「ヒーン」という高周波音とともに滑らかに速度を上げていき……ということはなく、普通に「ブロン!」とエンジンがかかって、シングルシリンダーらしい振動と音を伴って、濃紺のスクーターは加速していく。 感覚の鈍さでは人後に落ちない自分の場合、事前に知らなければ、このバイクがハイブリッドモデルだとはわからないだろう。「エンジンとモーターの協業」に過剰な期待を抱いていた手前、なんだか拍子抜けした感じだ。 でも、その感想は、ある