なぜ?最先端病院で相次ぐ死者 6月10日 20時11分 日本が世界に誇る先端医療の信頼が揺らぐ事態となっています。重い肝臓病の子どもを中心に、国内でこれまでに5000人以上の患者の命を救ってきた生体肝移植。 「医療産業都市構想」と銘打ち、その技術を海外に向けてアピールしようと、生体肝移植の世界的権威を病院長に迎え、去年11月、神戸市に開設された病院「神戸国際フロンティアメディカルセンター」で問題は起こりました。 生体肝移植の手術を受けた9人の患者うち、インドネシア人を含む5人がいずれも手術後、1か月以内に死亡したのです。死亡率は日本の平均を大幅に上回り、これから生体肝移植を受けようという患者にも不安が広まっています。 今後も手術を続けるとする病院に対し、中止を求める学会。医療現場ではいったい、何が起きているのか。 科学文化部の稲垣雄也記者が解説します。 高い死亡率の原因は・・・ 問