愛媛県宇和島市立宇和島病院は8日、女性患者の電子カルテを業務目的外で閲覧し、自分の家族に内容を漏らしたとして、30歳代と40歳代の女性看護師2人を停職4か月の懲戒処分にしたと発表した。 ほか4人の看護師も業務外で閲覧していたとして減給10分の1(1か月)とし、監督責任を問い、院長ら5人を内部処分した。いずれも昨年12月1日付。 病院によると、30歳代の看護師が、知人女性が救急外来で受診したのを知り、興味本位でカルテを閲覧。この患者のことを知っていた別の5人も見たという。 外部から「患者の個人情報が漏れている」と昨年10月に通報があり、発覚。6人とも「軽率な行為だった」と反省しているという。 石橋寛久市長らが女性に謝罪。経緯の公表について女性の了承が得られるのを待って発表した。再発防止策を考える委員会を院内に設け、個人情報の取り扱いに関する職員への啓発を進めるという。
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