【読売新聞】1月下旬の未明。関西のある病院の救急外来には、患者が救急車で絶え間なく運ばれていた。 30歳代の男性専攻医は、もう1人の医師と治療に追われ、その間に入院患者への対応もこなす。 午後5時から約15時間、対応した患者は20人
![病院、宿直を「休憩」扱い…残業規制対策で申請急増し「書類が整っていればおりる」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8539e9ee7fcda27b4fb966d66866ff2fd8c366e3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.yomiuri.co.jp%2Fmedia%2F2024%2F03%2F20240301-OYT1I50008-1.jpg%3Ftype%3Dogp)
【読売新聞】 ダイエットや筋力アップなどを目的に、トレーナーから個別指導を受ける「パーソナルトレーニング」で重傷などを負う事故が相次いでいる。近年の筋トレブームを背景に被害は増加傾向で、消費者庁の消費者安全調査委員会(消費者事故調)
【読売新聞】 ブロッキング法制化の是非を巡って対立を深めていた知的財産戦略本部の海賊版サイト対策検討会は10月15日、検討会としての「とりまとめ」はおろか、審議状況の報告さえ出せないまま会議を無期延期とした。前代未聞の幕引きとはいえ
神奈川県大磯町が昨年、町立中学校で導入した給食事業を巡り、多い時でご飯やおかずの半分以上が食べ残される異常事態が続いていることが町への取材でわかった。 生徒からは「味や見た目が悪い」という“致命的な欠陥”を指摘する声が相次いでおり、危機感を抱いた町は生徒や保護者らを対象とした緊急のアンケートを実施。献立などの見直しを急ぐ考えだ。 ■保護者に衝撃 今年7月、町立国府中を訪れたPTA関係者の間に衝撃が広がった。給食を終えた2年生の1クラス31人の中で、おかずを完食したのはわずか1人。ほとんど手をつけなかった生徒もいた。保護者からは「こんなに食べられていないなら、やめた方がいい」という声が上がったほどだったという。 国府、大磯の町立2中学で給食が始まったのは昨年1月。町は綾瀬市の業者に調理と配送を委託するデリバリー方式を採用し、食材の発注と献立作りは町職員の栄養士が行っている。2校の生徒は計約7
埼玉県秩父市の冨田俊和市議(70)=無所属=が、市議全員が出席した勉強会で、「いい女を求めるならば、金を稼がないと」などと女性蔑視とも受け取られる発言をしていたことが市議らへの取材でわかった。 市議会では全5会派の代表者が話し合い、所属会派の会長が冨田氏に厳重注意した。 会合は、8月7日に市議22人全員が参加して市庁舎内の委員会室で開かれた「議員クラブ研修会」。秩父地域の活性化を目指す産官学などの団体で構成された「FIND Chichibu(ファインドチチブ)」の会員らを招いて意見交換をした。 関係者によると、冨田氏は意見交換で、「一つの流れの中にいるんじゃなくて、いい女を求めるなら金を稼がないと。負けずに行くのなら発奮してほしい」などと話したという。 研修会の後、発言を問題視する意見が市議の間から出たため協議のうえ、冨田氏の所属会派「サンライズ秩父」の新井重一郎会長が今月5日、「議員とし
愛媛県宇和島市立宇和島病院は8日、女性患者の電子カルテを業務目的外で閲覧し、自分の家族に内容を漏らしたとして、30歳代と40歳代の女性看護師2人を停職4か月の懲戒処分にしたと発表した。 ほか4人の看護師も業務外で閲覧していたとして減給10分の1(1か月)とし、監督責任を問い、院長ら5人を内部処分した。いずれも昨年12月1日付。 病院によると、30歳代の看護師が、知人女性が救急外来で受診したのを知り、興味本位でカルテを閲覧。この患者のことを知っていた別の5人も見たという。 外部から「患者の個人情報が漏れている」と昨年10月に通報があり、発覚。6人とも「軽率な行為だった」と反省しているという。 石橋寛久市長らが女性に謝罪。経緯の公表について女性の了承が得られるのを待って発表した。再発防止策を考える委員会を院内に設け、個人情報の取り扱いに関する職員への啓発を進めるという。
国立国際医療研究センター病院(東京都新宿区)は18日、整形外科の女性医師(29)が造影剤の種類を誤って注射し、入院中の女性を死亡させる医療事故があったと発表した。 同病院は遺族に謝罪した上で、「重大な過誤があった」と警視庁牛込署に事故を届け出た。同署は業務上過失致死容疑で捜査している。 病院によると、亡くなったのは脊髄の造影検査を受けていた東京都内の女性(78)。女性は足腰の痛みを訴え、今月16日に検査入院し、同日午後2時から脊髄の造影検査を受けた。医師が、脊髄への投与が禁止されている造影剤「ウログラフイン」を注射した結果、女性は検査終了後にけいれん発作を起こして意識を失い、午後8時過ぎに死亡した。ショックによる多臓器不全が死因とみられる。 この医師は、医師になって5年目の研修医で、脊髄の造影検査を1人で行うのは初めてだった。ウログラフインは尿路や血管などの造影用に使われ、脊髄に使うと重い
競馬の予想ソフトを使って馬券を大量購入し、配当で得た約29億円の所得を申告しなかったとして所得税法違反に問われた元会社員の男性(40)の控訴審初公判が12日、大阪高裁であった。 1審・大阪地裁判決は有罪とする一方、所得から控除できる必要経費に外れ馬券分も認め課税額を大幅に減額しており、検察側は「控除できるのは当たり馬券分だけ」と控訴理由を述べた。弁護側は控訴棄却を求め即日結審。判決は5月9日。 昨年5月の1審判決は、懲役2月、執行猶予2年(求刑・懲役1年)としたが、「男性は娯楽ではなく、資産運用として競馬をしていた」と指摘。馬券の購入方法は機械的、網羅的で利益を得ることに特化していたとして先物取引などと同じ「雑所得」とし、課税額を約5億7000万円から約5200万円に減額した。 控訴審で、検察側は「馬券配当は、偶発的に得られたため一時所得として扱うべきだ」とする租税法学者の意見書を証拠提出
【ワシントン=今井隆】米軍当局者は13日、米イージス巡洋艦「カウペンス」が南シナ海で今月5日に中国海軍の艦船と衝突しそうになり、回避行動を取っていたことを明らかにした。 米側は詳細を公表していないが、偶発的な衝突の発生も危惧していたとみられ、中国側に再発防止を求めた。 米軍準機関紙スターズ・アンド・ストライプス(電子版)は13日、米軍当局者の話として、中国艦が南シナ海の公海上でカウペンスの進路を妨害して停船させようと試みたと伝えた。 米CNNテレビによると、カウペンスは中国艦に対し、無線で近づきすぎていると警告。だが、中国艦が航行を続けたため、カウペンスは緊急停止を余儀なくされた。停止時の距離は500ヤード(約460メートル)に満たなかったという。
公立小中学校の土曜授業を復活させる学校週6日制の導入に向け、文部科学省が小中学生を対象に、土曜日の午前中の過ごし方についての実態調査を行うことになった。 調査は、全国の小学6年生と中学3年生を対象に4月24日に行われる全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の中で実施する。土曜日の午前中の過ごし方について、「親と過ごす」「地域の活動に参加する」「勉強する」「寝ている」などの項目から選択させる方式を検討している。 週6日制の復活は、自民党が昨年12月の衆院選の政権公約で掲げ、下村文部科学相が1月15日の記者会見で、導入に向けた検討を始めたことを明らかにした。「ゆとり教育」の見直しとして2008年に告示された新学習指導要領では、授業時間が増え、東京都など一部の自治体では土曜授業を実施するようになっている。
国土交通省は22日、軽自動車より小さい「超小型車」の認定制度を2013年1月に導入することを発表した。 超小型車の利用を希望する自治体が、あらかじめ決めた公道に限って走行を認める。高速道路や制限速度60キロを超える一般道路は走れない代わりに、軽自動車よりも安全基準を緩める。超小型車は、近場を移動する高齢者や観光の足として普及が期待されており、各メーカーは電気自動車で試作している。基準の緩和で開発しやすくする。 認定制度では、超小型車が走れる道を制限するのを条件に、車両走行の安全基準などを定める道路運送車両法の一部基準を緩和する。地方運輸局が自治体からの申請を審査し、認定する。 全長(3・4メートル以下)や全幅(1・48メートル以下)は軽自動車の規格と同じだが、乗車定員は大人2人以下か、大人1人子供2人とする。排気量は125cc以下と、軽(660cc以下)よりも大幅に少ない。
米韓FTA 日本はTPP参加で巻き返せ(3月16日付・読売社説) 韓国が昨夏の欧州連合(EU)に続き、米国との自由貿易協定(FTA)発効にこぎつけた。 二つの巨大市場との貿易拡大が、韓国経済にもたらす恩恵は大きい。 出遅れた日本は、環太平洋経済連携協定(TPP)に早期に参加し、巻き返しを図るべきだ。 米韓FTAは、5年以内に工業製品などの関税の95%を撤廃することが柱である。 自動車市場の開放がとくに注目される。米国は乗用車にかけている2・5%の関税を5年後に撤廃し、韓国は8%の関税を4%に下げ、5年後に全廃する。 韓国車は品質とデザインで日本車に迫り、米国で販売が伸びている。日本車に比べ、価格面での競争が有利になることで、販売に弾みがつく可能性がある。 米国市場では、経営破綻から復活してきた米ゼネラル・モーターズ(GM)など米国勢に加え、日本、欧州、韓国メーカーによる販売競争が激しくなろ
学校での柔道事故を巡っては、受け身の習得が不十分なまま投げ技練習に参加したり、頭を打った後に適切な救急措置を受けられなかったりした生徒が死亡するケースが後を絶たない。 名古屋大の内田良准教授(教育社会学)によると、柔道事故で死亡した中学、高校生は1983~2010年度の28年間に全国で114人(中学39人、高校75人)。中高ともに1年生が半数以上を占め、計14人が授業中の死亡例。また、後遺症が残る障害事故も83~2009年度で275件あり、3割は授業中だった。 中学の部活動における競技別の年間死者数(2000~09年度の平均、10万人当たり)を見ると、柔道が2・376人で、2番目のバスケットボール(0・371人)に比べても圧倒的に多い状況だった。死亡原因の大半は頭部外傷で、内田准教授は「首の筋力などが未発達なうちに、安易に立ち技や乱取りを行わせるのは危険」と警鐘を鳴らす。
子宮頸(けい)がん予防ワクチンの接種を受けた国内在住の14歳の女子中学生が、2日後に死亡していたことが分かり、12日、厚生労働省の専門調査会で報告された。ワクチンは英グラクソ・スミスクラインが製造した「サーバリックス」で、接種との関連が否定できない死亡例は、国内では初めて。 報告によると、中学生は今年7月28日に接種を受け、30日朝に心肺停止の状態で見つかり、死亡が確認された。中学生には突然不整脈を起こす「心室頻拍」の持病があり、直接の死因は不整脈と推定されている。ワクチン接種との因果関係は不明という。 サーバリックスは2007年5月に豪州で初承認され、現在114か国以上で使用されている。日本では09年12月に販売が始まり、これまでに約238万人が接種を受けたと推定される。
名古屋大学医学部付属病院(名古屋市昭和区)は8日、2009年2月に救急外来を受診した名古屋市の70歳代女性の腹膜炎を発見できずに帰宅させ、翌日に死亡する医療事故があったと発表した。 同病院によると、女性は同月10日、腹痛や吐き気を訴えて来院。医師3年目の40歳代の男性研修医がレントゲン撮影などをして「習慣性の便秘」と診断し、薬を処方して帰宅させたが、女性は翌11日朝に自宅で意識を失い、別の病院で死亡した。 来院時点で大腸に直径1・5センチ程度の穴があいていた疑いが強く、レントゲンにも腹腔(ふくくう)内に空気が漏れ出ている様子が写っていた。 外部識者らによる事故調査委員会は「経験豊富な医師なら異常に気付いた可能性が高い」としたが、「研修医の知識・技量では発見できなかったのはやむを得ず、医療ミスとは言えない」とした。
ヤマハ発動機が、排気量250cc以上の普通・大型二輪の新たな国内専用車の開発を中止したことが26日、分かった。 国内市場の低迷で、開発コストの回収が難しくなったと判断した。250cc以上の国内専用車の開発を打ち切るバイク大手はヤマハ発が初めて。今後は国内と欧米向けを共通化して開発・販売する。 国内で人気の高い「SR400」や「セロー250」など、現行の国内専用車の生産・販売や改良は当面続ける。 円高で輸出の採算が悪化し、排気量250cc以上の二輪車を生産する本社工場(静岡県磐田市)の10年の生産台数は17万9000台にとどまり、採算ラインの20万台を下回ったことから、新たな国内専用車の開発打ち切りを決めた。 仕向け地別に分かれていた開発体制を一本化し、車種を共通化すれば、開発費の圧縮や、生産設備の効率的な利用が見込めるとしている。
栃木県警下野署は17日、栃木市城内町、会社員岸雄一容疑者(30)を道交法違反(速度超過)の疑いで現行犯逮捕した。 発表によると、岸容疑者は同日午前11時15分頃、上三川町下蒲生の新国道4号で、制限速度(時速60キロ)を112キロ超える時速172キロで大型バイク(990cc)を運転した疑い。 同署によると、現場は片側2車線の直線道路で、岸容疑者は追い越し車線を走行していた。バイクは改造していない純正の国産バイクで、岸容疑者は「宇都宮市内の商業施設で友人と待ち合わせしていて、急いでいた」と供述しているという。 速度超過では通常、逮捕に至らないことがほとんどだが、同署は100キロ以上の超過という悪質性と、周囲への危険性を考慮して逮捕に踏み切った。 県警の捜査関係者は「百数十キロの超過は聞いたことがない。自殺行為だ」とあきれていた。
東日本巨大地震で被災したいわき市小名浜の水族館「アクアマリンふくしま」で、飼育・展示していた魚など海洋生物20万匹がほぼ全滅したことが24日、わかった。津波で電気・機械室が冠水して非常用発電機が故障し、水槽内の水温や水循環の管理ができなくなったことが原因。海獣などの一部は、県外の水族館に移された。 地震の揺れによる被害は、建物の壁面ガラスが割れた程度で済んだが、続く津波の襲来は、館内の飼育生物にとって致命的だった。 停電に加え、漁港の機能がマヒしたことでアザラシなどの海獣やカニなどの海洋生物、両生類、鳥類など約700種の餌も入手できなくなったからだ。 安部義孝館長によると、16日から17日にかけ、セイウチ、トド、ゴマフアザラシなどの海獣とウミガラスなどの鳥を、鴨川シーワールド(千葉県鴨川市)へ移送したが、クレーンなどを使ったため、最後に残った小型発電機の燃料を使い果たしてしまった。水の管理
福岡県警は10日、バイクで走行中に後部座席の女と運転を入れ替わったなどとして、北九州市八幡西区上上津役4、無職高橋大志容疑者(24)を道交法違反(無免許、安全運転義務違反)容疑で逮捕した。 高橋容疑者は、改造した暴走族風の旧型バイクで走る「旧車会」のメンバー。追跡中の県警のヘリが交代場面を撮影、画像を分析して割り出した。 発表によると、高橋容疑者は8月22日午前、同区馬場山東2付近の国道200号で、無免許のままバイクを運転。時速約60キロで走行中、後部座席の20歳代の知人の女と運転を交代し、他の車両に危険を及ぼすような方法で運転した疑い。容疑を認めているという。 無免許がばれるのを恐れて交代したとみており、女についても同容疑を手助けしたとして調べる。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く