いまや企業の情報システムを考える上で無視できない存在になったクラウド。その急先鋒にいるAmazon Web Services(AWS)が描く2014年の展望とは。AWS日本法人・アマゾン データ サービス ジャパンの長崎忠雄社長に聞く。 長崎社長 日本企業の意識が大きく変わってきたことを実感する1年でした。「クラウドファースト」という言葉が示すようにクラウドを一義的にとらえる企業が増え、今ではスタートアップ企業から大企業、官公庁まで、さまざまな業種・規模の組織にAmazon Web Services(AWS)が採用されるようになりました。 2012年までと比べて最も変化を感じるのは、企業の意識が「クラウドを導入するかどうか」から「クラウドをいかに自社の戦略に取り入れ、いかに使いこなすか」に移ってきたことです。例えば企業内の情報システム部門であれば、AWSをはじめとするクラウドのポテンシャル