光明皇后(701〜760年)ゆかりの法華寺(奈良市)は4日、皇后の1250年大遠忌法要を4月1〜7日と5月6〜8日に営み、正倉院を代表する宝物で極彩色文様の「漆金薄絵盤(うるしきんぱくえのばん)」を模した香台を制作し使用すると発表した。 漆金薄絵盤は、仏前で香をたく際の台座。奈良時代に作られ、東大寺・大仏の前で使用されたという。木製でハスの花をかたどり、金箔(きんぱく)地に、架空の花である宝相華(ほうそうげ)や鳳凰(ほうおう)、獅子などの彩色文様が描かれている。 美術院・国宝修理所(京都市)が平成20年から複製品の制作を手がけ、近く完成する予定。直径約48センチ、高さ約15センチと実物よりもやや小さく、大遠忌法要で本尊・十一面観音立像(国宝)の前で使う。 法要は、東大寺など奈良の主要寺院の僧侶も出仕。各家元による献茶、献花をはじめ多彩な奉納行事が予定されている。
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