奈良市大森町で、奈良時代後半の様々な規模の住宅跡や工房跡が見つかった。同市埋蔵文化財調査センターが12日、発表した。これまで未確認だった規模の宅地跡もあり、平城京の「下町」の様相を知る上で貴重だという。 JR奈良駅南側の土地区画整理事業に伴い、2001年度から、中下級役人の住宅があったとされる、かつての平城京左京五条四坊十六坪(約1万5千平方メートル)を調べた。 その結果、東西南北に走る通路や井戸の分布などから、32分の1町(約450平方メートル)から8分の3町(約4800平方メートル)まで様々な大きさに分割された宅地跡が出土。8分の3、16分の3、24分の1町の各規模の宅地跡が確認されるのは初めてで、いずれも16分の1町を基準に合併・分割されたとみられるという。 掘っ立て柱の建物や塀の跡約200棟分も出土。ガラスや銅を溶かしたるつぼなども確認され、住宅と工房が混在していたらしい。センター
唐招提寺(奈良市)は12日、金堂(国宝)の「平成の大修理」落慶1周年を記念し、来月3日に金堂内の特別拝観を実施すると発表した。金堂の内部が公開されるのは初めて。 金堂は昨年11月に約10年間の修理を終えた。堂内には本尊・盧(る)舎(しゃ)那(な)仏(ぶつ)坐像(国宝)や薬師如来立像(同)、千手観音立像(同)などが安置され、特別拝観ではこれらの国宝が間近で鑑賞できるという。 特別拝観は午前8時半〜午後5時(受け付けは午後4時半まで)。拝観料は一般拝観料(大人600円、中高校生400円、小学生200円)のみ。
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