憲法学者の井上武史氏が離婚後共同親権に好意的なツイートをしています。 離婚後共同親権に関しては、同制度が憲法違反であることを訴える訴訟が提起されています。 訴えの趣旨は、離婚によっていずれか一方の親が親権を放棄させられる現行制度は両性の平等に反するというもののようですが、個人的にはこれで違憲判決が出るのは難しいだろうと見ています。 最高裁の判断として考えられるのは、“民法は離婚によって一方の親に親権を放棄させることを定めているものの、いずれの性別であっても放棄させられる可能性があることから平等に反しているとは言えない”という理屈です。 個人的には詭弁としか言いようがないんですが、最高裁はこういう理屈をよく使います。 現状で離婚後単独親権制度に違憲判決が下す可能性は低く、また離婚後共同親権とする立法が成立する見込みも当面ありませんので、日本が共同親権に移行するにはまだ10年単位での時日を必要