オピネルの折りたたみナイフはフランスのサヴォワ地方の野鍛冶、ジョセフ・オピネルが1890年に考案したものが原形で、以来、現在に至るまで基本的なデザインを変えることなく生産されている。このデザインの優秀さは1985年に世界的な工芸品の博物館として知られるロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館が選出した「世界で最も美しい100のプロダクト」の一つにも選ばれている[1]他、ニューヨーク近代美術館の収蔵品にも加えられている[2]こと等で認められている。 日本での輸入発売元はハイマウント。 ブレードを折りたたむところ ブレードロックを外した状態オピネルは折りたたみではないフィクスド(固定刃)式の包丁等も製造しているが、ここでは同社の折りたたみナイフの構造について記述する。 ブレードロックをした状態 ジョセフがオピネルの原型を完成させたのは1890年であるが、この時ジョセフは18歳であった。最も難し