鄭義溶(チョン・ウィヨン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)国家安保室長が北朝鮮向けの外交に関する韓国の役割を拡大できるようにしてほしいとホワイトハウスに求めたという報道があった。鄭室長発言に対して米国内強硬派の専門家らは否定的な反応を見せた。特に、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が新年の辞で金正恩(キム・ジョンウン)委員長のソウル答礼訪問、開城(ケソン)工業団地の再稼働、金剛山(クムガンサン)観光の再開を再推進しようとする意向を明らかにして強硬派がさらに懐疑的な立場を示した。 筆者は北朝鮮問題にあって強硬派に当たるが、トランプ政府が鄭室長の提案に肯定的な回答を出すことを希望する。韓国は北朝鮮問題にあって中枢的な役割を果たさなければならない。これには3つの理由がある。 一つ目に、過去70年間、米国の対北戦略は大韓民国の影響力と正統性を高めることに目標が置かれてきた。その間北朝鮮は韓国を米国の「操