もう公開も終わるころかもしれないけど、映画「アメリカン・スナイパー」について思うところがあったので書く。つい先日、このレビューを読んでめちゃくちゃ同意して、 そういえば、と町山智浩さんのこのラジオを思い出して これを聴いていた時に感じた違和感を思い出した。 以降ネタバレには全く気を配っていない文章になるので、気になる方は読まないでね。 *** 超ザックリしたストーリーは、イラク派兵である優秀なアメリカ人狙撃手が、160人の「敵」を射殺し、脱退するもPTSDに苦しんで最後には同じくPTSDのある元軍人に射殺されてしまうというもの。 アメリカでは「英雄の映画だ」「いや反戦の映画だ」と議論が真っ二つになりながら、興行成績はむちゃくちゃいいぞ、ということになっていて、いわゆる「炎上するネットコンテンツ」と構造が似ている(この辺は冒頭にリンクを張った田中泰延さんのレビューに詳しい)。 それで、いった
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