ブックマーク / www.anlyznews.com (5)

  • 安倍政権の対ロシア外交は、北方領土の返還に辿り着かない

    東方経済フォーラムの全体会合で、ロシアのプーチン大統領が、年末までに“北方領土の返還なしで”平和条約を結ぶことを突然言い出し、安倍総理が苦笑いをするものの特に反論を行なわないと言う事件が起きた*1。平和条約の重要性を強調する安倍総理のスピーチを逆手にとっておちょくられた分けだが、揚げ足を取られる可能性を考慮に入れてスピーチを作成しなかった安倍総理にも問題がある。 国辱感はあるが、おちょくられた事自体は、外交上の失点とは言えない。北方領土の返還にロシア側が消極的なのは、安倍外交のせいではない。誰が北方領土を返せと言っても、返還されることは無いであろう。しかし、西側諸国がロシアの超法規的な外交に苛立っているときに、安倍総理はロシア側と友好ムードを作ることに腐心して来たわけだが、成果がほとんど期待できない事は再確認された。 相手が喜ばない接待攻勢ぐらいであれば損失も大きくは無いが*2、日ロ経済協

    安倍政権の対ロシア外交は、北方領土の返還に辿り着かない
    cider_kondo
    cider_kondo 2018/09/16
    『返還する気が無くなった事が分かる』とか認識の甘さに愕然。ソ連もロシアも、南千島は安全保障上の要地。二島返還は「日米安保破棄の方が利益になる」から取引材料にしただけ。国後択捉を返す気は端からゼロである
  • 社会構築物としての“自然科学”の例は、微積分ではなく優生学であるべき

    連続で話の種になってしまって申し訳無いのだが、稲葉振一郎氏の著作『経済学という教養』の中で、ポストモダン人文系知識人の認識的相対主義について、稲葉氏流の解釈を行なっている箇所にツッコミ所があったので記しておきたい*1。 そこではポストモダン思想家を全面的に否定するのではなく、「科学外的な世間からの圧力が、科学を歪めてしまう」例があって、それで「自然科学は…『これが真実だ』と人々に思いこませることによって世界を支配している」と言うトンデモな結論に行き着いたと言う話がされている。 この指摘自体は間違いとも思わないのだが、例として出されているのが微積分なのがよろしく無い。優生学かルイセンコ騒動あたりにして欲しい。 1. 実用目的の数学研究もあるが、知的好奇心の寄与が大きい 問題部分はネットで公開されているが、引用する。 科学の社会的非制約性について極端な例を挙げれば、古代ギリシアやインド、あるい

    社会構築物としての“自然科学”の例は、微積分ではなく優生学であるべき
    cider_kondo
    cider_kondo 2018/07/11
    《何者なのか説明すると長くなりすぎるフーリエ》ワロタ。「(ナポレオンとの関係で)フーリエとかラプラスとセットで語られる人誰だっけ?」と思ってググったら文殊(誤変換、のようなそうでないような)だった。
  • 財務省ガガガガ・・・と言いがちな人が読むべき本

    ネット界隈で財政健全化を嫌う人は、何かと財務省が諸悪の根源のように言いがちだ。政治家を何らかの方法で制御できるらしい。ここまで累積債務がたまっている時点で、財務省の持つ権力などたかが知れている気もしなくもないが、どうして支配力があるように思われているのか気になる所だ。財務省が政治にどう関わって来たかを説明するが無いものかと思っていたのだが、『財務省と政治 - 「最強官庁」の虚像と実像』と言うが出ていたので拝読してみた。週刊誌が好きそうな裏話になると思うのだが、その都度々の財政問題に対して個々の財務官僚や政治家がどう関わってきて、どのような結果になったかが年代を追って説明されている。メディアを通じて見聞きする名前に詳しくなれると言う意味で、財政学の教科書などとは一味違って新鮮に感じる。 さて、大蔵(2001年から財務)官僚は情報を握って離さないような批判が良くされているが、55年体制では

    財務省ガガガガ・・・と言いがちな人が読むべき本
    cider_kondo
    cider_kondo 2016/03/09
    累積債務を増やすのは建前は兎も角実態としては財務省の権限拡大に繋がるのでそれをもって高がしていると形容してる時点でなんか読む気がなくなった(一応読んだけど特に知見が得られなかった、の言い換え語
  • 経済学を知ったかぶりするための独学方法

    すらたろう氏が独習者のためのおすすめ経済学入門テキストを紹介しているのを見て、ask.fmを始めたところ、経済学研究科に行かないで経済学を学ぶ方法を質問されたのを思い出した。 用途が分からないのだが、SNSで聞かれたのでSNSで使うための知識なのであろう。主に文系学問を学んできた人が、インターネットの交流サイトで経済学を知ったかぶりするための独学方法を考えてみたい。 1. 基礎的な数学を学ぶ 経済学は言葉として数学を利用しているため、ある程度の数学の知識が必要だ。記号の意味ぐらい分からないと、読み飛ばしもできない。しかし経済学の教科書の数学の説明は極端に省略されているので、やさしめの数学書を読んだ方が理解が深まる。線形代数、集合、位相、解析のイロハを学ぼう。 一般教養数学を履修していなかった人は、『微分・積分30講』と『線形代数30講』を読んでおく方が良いと思う。だらだら読んでいても一ヶ

    経済学を知ったかぶりするための独学方法
    cider_kondo
    cider_kondo 2013/12/25
    知ったかぶりをする方法じゃねーだろ!と突っ込もうと思ったらラベルで先回りされてた
  • かけ算の順序にこだわる教師と出版社の皆様へ

    東北大学の黒木玄氏が“掛算の順序にこだわる教え方”に関して意見表明をしろとツイッターで呼びかけていた*1ので、微力ながら“掛算の順序にこだわる教え方”への反対意見を表明をしてみたい。 “掛算の順序にこだわる教え方”と言われても理解できない人が多いと思うが、小学校の算数で問題文と数式の構造を強く結びつける教え方だ。例えば1個100円のリンゴが5個ありその総計金額を求める場合、100×5=500と立式するのが正解になり、5×100=500が不正解になる。わけが分からない? ─ 私も良く分からない。 驚くべきことに、最近の小学校では交換法則(可換則)を教えた上で“掛算の順序にこだわる教え方”を続けているそうだ。毎年、秋口になると意味不明なバツを子供がもらっていると話題になる*2。ここ数日は、以下のような怪しい授業ガイドが出回っていた。 xとyと言う変数を使っているので小学6年生に教える内容のよう

    かけ算の順序にこだわる教師と出版社の皆様へ
    cider_kondo
    cider_kondo 2013/11/19
    便宜上ならありかもと思ったが負の数と戦うときの難易度を無意味に上げるメソッドに見えてきた。よろしゅうない
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