ブックマーク / www.shenmacro.com (2)

  • 消化試合にならなかったウクライナ戦争後半 : 炭鉱のカナリア、炭鉱の龍

    すっかり注目度が下がってしまったウクライナ戦争について久々に。セベロドネツク・リシチャンシク戦役の後の情勢は圧倒的にロシア軍優勢、ウクライナ軍劣勢であった。しかしロシア軍と政権の戦争指揮はまたしてもブログの予想の斜め上を行ったため、前回記事の敗北主義は滑稽なものになった。敗走する敵を追ってスラヴャンスク・クラマトルスク方面へと戦果を拡大するわけでもなく、セベロドネツク・リシチャンシク戦役に参加した部隊を中心にロシア軍は休息(Operational Pause)に入ったのである。 志願兵の契約期間は3ヶ月であり、2ターム目までは多くの兵士が強制的に契約させられたが、2月の開戦から半年も経つと多くの将兵がロシア国内に引き揚げた。犠牲に敏感すぎるロシア当局はウクライナ戦争のシリア化を画策したようである。つまり攻勢継続をドネツク軍、ルガンスク軍、そしてワグネル軍に委ねてロシア軍はあくまでも支援的

    消化試合にならなかったウクライナ戦争後半 : 炭鉱のカナリア、炭鉱の龍
    cider_kondo
    cider_kondo 2023/05/09
    大枠はともかく細部が割と微妙。特に『国際的に認められた国境までの後退が前提となる』は寝言。民族国家の存亡を決める大戦争、朝鮮戦争も第1次中東戦争も戦場の現実がラインとなった。今回も多分そっち側だろう
  • ドンバス戦線はついに第二次世界大戦レベルの陸戦に : 炭鉱のカナリア、炭鉱の龍

    前回の記事ではロシア軍のキエフ近郊からの全面的な撤退の開始、マリウポリの攻防そしてドンバス戦線へのシフトを描いた。攻勢でも勝てなかったキエフ近郊からの撤退に際し、もしウクライナ軍が反撃、追撃に出たら無理に突出していたロシア軍が壊滅的な打撃を受ける可能性まで考慮していたが、現実にはドニエプル川両岸のロシア軍は共に素早い撤収に成功したようである。 ドニエプル川西岸では最後尾の第35諸兵科合成軍がベラルーシに帰投する直前にようやく追い付いた第44砲兵旅団の観測砲撃をらった程度で、この方面のロシア軍はベラルーシまで逃げ切りそのままロシア領内を鉄道で東に移動した。略奪したTVや大量の服を故郷シベリアに郵送するほど余裕があったようで、ベラルーシを出撃した時から言われ続けた兵站機能に欠陥があったわけでも、大損害を受けたわけでもないことが伺える。「第二次世界大戦後ここまでソビエト・ロシア軍の主力機甲部隊

    ドンバス戦線はついに第二次世界大戦レベルの陸戦に : 炭鉱のカナリア、炭鉱の龍
    cider_kondo
    cider_kondo 2022/04/23
    ロシアは精密誘導兵器が足りてないので、砲兵依存に回帰するのは納得。BTGは殴り合いだと支援部隊が豪華なただの歩兵中隊(200人)として使うほかなく(以下2千字略)、つまり回帰先はWWIIじゃなくてWWI最末期じゃねえかなあ…
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