男子トイレと女子トイレの入り口は、離して作るのが世界の常識だが… 「日本のトイレはグローバルスタンダードでは考えられない。欧米をはじめ、アジアでもアフリカでもグローバルスタンダードに基づいて作られているのに、日本はそうではない。世界一危険と言っても過言ではありません。日本の常識は、世界の非常識です」 怒りを含みながら、こう言うのは、立正大学で犯罪学を教える小宮信夫教授。 一見、どこにでもあるような公衆トイレだけど… 日本の公衆トイレには、「入り口が一つ、男子トイレと女子トイレが左右にあり、中央に多目的トイレがあるスタイル」か、「手前に女子トイレ、次に多目的トイレ、いちばん奥に男子トイレ」というスタイルが多いが、 「トイレの犯罪でいちばん多いのは、女性の後ろからついていって、多目的トイレに連れ込むというパターン。たとえば公園で犯人がベンチに座って物色している。そこへ女の子が一人でトイレに行く