シャープは10月3日、100万:1のコントラスト比を実現した液晶パネル“ASV液晶プレミアム”「メガコントラスト液晶」を発表した。放送局のスタジオや中継車など、映像制作現場のマスターモニターとして2006年度中に製品化する予定だ。 試作機は、37型のフルハイビジョン対応(1920×1080ピクセル)。輝度は500カンデラと一般的な数字だが、自己発光型のブラウン管やプラズマディスプレイ、有機ELなどを上回る100万:1のコントラスト比を実現した。シャープAVC液晶事業本部長の水嶋繁光氏は、「これまで液晶は、暗所でのコントラストを上げるのは無理だといわれてきたが、試作機は人の目(が認識できるレベル)を超えた漆黒の黒を再現する。“闇夜のカラス”も見える」と胸を張った。 技術的な詳細は明らかにされなかったものの、同氏によると「いくつかの要素技術を開発」したほか、バックライト偏光板やパネル構造を見直
![“闇夜のカラス”が見える「メガコントラスト液晶」、シャープが公開](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d6c387c738a87d4ccb96875c74fe1e94404396c5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Flifestyle%2Farticles%2F0510%2F03%2Fts_sharp01.jpg)