躍進するペンタックスの意欲作――「K10D」の開発者に聞く(前編) ペンタックス「K10D」は、1020万画素CCDを搭載したミドルクラスのデジタル一眼レフ機だ。開発の狙いは何か、新しい画像処理エンジンはどんなものか。商品企画の担当者にインタビューした。 ボディの防塵防滴化と新レンズへの対応 ――K10Dの防塵防滴性はどれくらいの性能がありますか? 畳家氏: レンズ交換ができる一眼レフ機では、防塵防滴の性能をメーカーとして保証するのは難しいものがあります。ただ、どのレベルを目指したかを申し上げますと、ユーザーが遭遇する環境として、例えばバケツをひっくり返したような雨や台風の元で使っても、カメラは大丈夫だと確認しています。 ――レンズ側は防塵防滴ですか? 畳家氏: 現行発売しているレンズでは防塵防滴の表現はできません。ただ、当社がかつて発売した「LX」という密封構造の一眼レフ機の際に表現した