読書に関するcinemacのブックマーク (4)

  • 大場正明「サバービアの憂鬱 〜アメリカン・ファミリーの光と影」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    学生時代ぐらいから、映画を観るときに監督なりの作家性やテーマに着目するようになり、その辺りから郊外を扱った映画は割と好きなので意識して観ていました。そんな中、この「サバービアの憂」は、アメリカの郊外をテーマにした映画音楽・芸術・小説など紹介している良書と聞いて、ずっと古書店などで探してはいたものの、中々お目にかかれないので図書館で借りることにしました。すると、これは当に「郊外をテーマにした映画音楽・芸術・小説を読み解く」優れたガイドブックであり、そしてその背景となる実際の郊外を、その成り立ちから振り返る、という良書でした。 書は全26章からなっています。それぞれ時代や、その時代から派生する事象を、それぞれの章で取り上げていますので、以下には自分が印象に残った点などを挙げつつ、感想も記していこうと思います。 1.50年代 「サバービアの憂」では、様々な局面において、アメリカの郊外

    大場正明「サバービアの憂鬱 〜アメリカン・ファミリーの光と影」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥
    cinemac
    cinemac 2010/08/07
    僕もこの本探してみます!
  • イエイツの『記憶術』を読む #11 - sekibang 1.0

    記憶術posted with amazlet at 10.06.11フランセス・A. イエイツ 水声社 売り上げランキング: 260770 Amazon.co.jp で詳細を見る 第十六章 フラッドの〈記憶の劇場〉とグローブ座 残るは二章、ってことでサクッと片づけてしまいましょう。この章では「イギリス・ルネサンス演劇のメッカともいえる場所であり、シェイクスピアも所属していたグローブ座という劇場は、実は記憶術と関係していたのではないか!?」という世界ふしぎ発見的なミステリー読解が展開されます。グローブ座がどういう建物だったかについては、Wikipediaでもご覧ください。 グローブ座 - Wikipedia この建物、すでに復元されたりしているようなのですが、すごく謎めいた建物だったようです。とにかく、一切資料が残っていない。残っているのは「グローブ座の焼け跡を見たことがある」という人の証言

    イエイツの『記憶術』を読む #11 - sekibang 1.0
    cinemac
    cinemac 2010/07/11
    お疲れ様でした。
  • みんなボヴァリー夫人 - 2010-07-06 - ぼんやり上手

    冴えない田舎医師ボヴァリーと結婚した美しき女性エンマは、小説のような恋に憧れ、平凡な暮らしから逃れるために不倫を重ねる。甘美な欲望の充足と幻滅、木曜日ごとの出会い。気の遊びはやがて莫大な借金となってエンマを苦しめていく。 たいへん身につまされる小説でした。深みにはまる不倫の恋や莫大な借金っておそろしいね、というのももちろんあるけど、それよりなにより、日ごろ好んで小説なんか読んでるような、夢見がちな人間の救いがたさが描かれているところが一番こわい。現実を物語との二重写しでしか見られず、そこここに運命の恋を見出そうとするエンマは、風車を巨人に見立てて突撃する女版ドン・キホーテのようです。 作者のフローベールが「ボヴァリー夫人は私だ」と言ったの言わないのというのは有名な話ですが、それを言ったら、小説映画、その他フィクションのたぐいが三度のご飯よりも好きなあなたや私は、みんなボヴァリー夫人にな

    みんなボヴァリー夫人 - 2010-07-06 - ぼんやり上手
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    cinemac 2010/07/07
    大学時代に仏文の課題図書で読んだきりですが、本題ではないボヴァリー医師の人生について考えさせられたという記憶が・・・
  • アラスター・グレイ「哀れなるものたち」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥

    哀れなるものたち (ハヤカワepiブック・プラネット)posted with amazlet at 10.04.24アラスター・グレイ 早川書房 売り上げランキング: 172922 Amazon.co.jp で詳細を見るウィットブレッド賞、ガーディアン賞をダブル受賞した、スコットランドの奇才の代表作、待望の邦訳! 作家アラスター・グレイは、グロテスクな装飾の施された一冊の書を手に入れた。『スコットランドの一公衆衛生官の若き日を彩るいくつかの挿話』と題されたそのは、19世紀後半のとある医師による自伝だった。それは、実に驚くべき物語を伝えていた。著者の親友である醜い天才医師が、身投げした美女の「肉体」を救うべく、現代の医学では及びもつかない神業的手術を成功させたというのだ。しかも、蘇生した美女は世界をめぐる冒険と大胆な性愛の遍歴を経て、著者のに収まったという。厖大な資料を検証した後、作家と

    アラスター・グレイ「哀れなるものたち」 - スキルズ・トゥ・ペイ・ザ・¥
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