「国民の叔母・清水ミチコの『ババとロック』 in 日本武道館」。 年末、大きなイベント施設といえば、賑やかなライブや何かで埋まっているのが当たり前だが、この日の武道館、何かの事情でおさえていたところがキャンセルを出したようで、「かわりに何かやりませんか?」といわれてこのイベントが実現したという。清水さんの積極的なファンではないが清水さんのことが好きだという人は少なくないだろう。自分もそうだ。この人は爬虫類顔なのがいい。爬虫類顔が好きだ。書いてなかったっけ。ともかく絶妙な塩梅のタレントさんである。しかしそれだけでは足を運ばない。去年の矢野顕子のさとがえるコンサートツアーのインパクトが大きかったからだ。50音順でマシンガンのようにやる応援物まねもすごかったが、最も敬愛するミュージシャンの矢野さんといっしょのステージで、「ひとつだけ」を連弾でやって、翌年(ことし)『矢野顕子、忌野清志郎を歌う』が