ブックマーク / pto6.hatenablog.com (3)

  • 滞りなく、明日に向けて - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    今週はだいぶ想定通りにことが進んだ。 月曜火曜が忙しく、水曜でそれが一旦落ち着き、木曜金曜はだいぶゆったりと過ごせた。今日も午前中だけで仕事をやり終え、夕方のミーティング以外は息子とのんびりしていた。 週の前半ならまだしも、後半になるとその日に絶対にやらねばならない事項しかやる気がしなくなる。疲労の溜まった金曜に中途半端に手をつけるよりは、パワーが復活した週明けに取り組む方が生産性が高い。 また今週に限っていえば、明日から友人家族とアウトドアのお泊まりをしてくる予定なので、なおさら早く仕事を切り上げたかった。週前半からその実現に向け、隙間時間で前倒しして作業を進めていたおかげもあって、今日は計画通りに早く仕事を終えられた。 明日に向けては荷物もいっぱいなので、さあ準備せねばと思ったが、前日からが計画的に準備を進めてくれていたので、結局はあまり役には立たなかった。せめてもと思い、ゴミ捨てや

    滞りなく、明日に向けて - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう
  • 生のみ生のままで - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    綿矢りさの『生のみ生のままで』を読了した。 賞を取ったことで知り、素敵なタイトルに惹かれていた作。文庫化を知って手に取り読んでみた。綿矢りさの作品を読むのは久しぶりのことである。 結論から言えば少し期待しすぎたかもしれない。それでも綺麗な文章には感じ入るものがあったし、読書体験としては心地よい部類に入るものだった。 女性同士の恋愛話は、覚えている限りでは初めて読んだ。現代では同じようなテーマも多いと想像される。とはいえ作は同性愛である以上に人間ふたりの気の愛を描いた物語だ、と評されることが多かったのでその意識で読んだのだが、思いっきり同性愛ならではの恋愛ではないかと肩透かしを喰らってしまった。 同性の恋愛だからこそ訪れる障害、苦しみ、周囲の人たちの困惑。むしろ同性愛の王道とも言えるストーリーなのではとさえ思った。もちろんだから言って悪いと言いたいわけではなく、変に捻った書評に惑わされ

    生のみ生のままで - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう
  • 静寂が寝そべる部屋の中で - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    寝そべった紙パックの上にちろちろと熱湯を注ぐ。 もわもわと白い煙が昇り、視界が白むと同時に、優しいはちみつの香りが鼻孔の中へと侵入してきた。 私は上機嫌になり、映画を止めてポメラを開こうと心に決めた。こんなにも穏やかな気持ちで文章と向き合える機会をみすみす逃す手はないからだ。把っ手までが熱いマグカップを静かにテーブルの上に置くと、ポメラを開き、読みかけの文庫をそのわきに置いた。 ふと目線をあげると、リビング中央の煎布団で大の字になって眠っている息子が、寝息を立てている。そのさらに向こうには彼が繋げた木製の線路が置かれ、磁石で繋がった三つの車両と、それに轢かれそうになっている仁王立ちの人形が、息子が目覚めて戻ってくるそのときをじっと待っているかのように見えた。 実に静かだ。 ポメラのキーボードを叩く手を止めると、エアコンが風を吹き出すささやかな音しか聞こえない。それかたまに遠くで聞こえる

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