北朝鮮が、米国の金融制裁から逃れるための脱出口を確保するため、開城(ケソン)工業団地のウリ銀行支店に口座開設を要請していたことが、18日確認された。 政府は、統一部、財政経済部、外交通商部、国家情報院の関係者が参加する関係機関会議を開き、これを受け入れるかどうかを論議したが、最終結論は下されなかった。 対北朝鮮筋や野党ハンナラ党の権寧世(クォン・ヨンセ、国会外交通商委員会)議員によると、開城工団の北朝鮮中央特区開発指導総局は昨年12月、開城工団のウリ銀行支店に口座開設を要請したという。 米国が昨年9月、マカオのバンコ・デルタ・アジア(BDA)銀行を北朝鮮の資金洗浄窓口と指摘し、同銀行の北朝鮮口座を凍結するなど、北朝鮮に対する金融制裁を強化した時だった。 総局は当時、開城工団の韓国側管理委員会に、「開城工団の韓国労働者から所得税を徴収し、公団の北朝鮮労働者の賃金を楽に集金するために、ウリ銀行