[東京 14日 ロイター] 東日本大震災による甚大な被害が日を追うごとに明らかになってくるなか、アナリストの間では損害保険各社の業績に与える影響は限定的との見方が有力になっている。 3月14日、東日本大震災による甚大な被害が明らかになってくるなか、アナリストの間では損害保険各社の業績に与える影響は限定的との見方が有力になっている。写真は被災地で捜索活動を行う救急隊員ら(2011年 ロイター/Aly Song) 各社の正味保険料に占める正味ベースでの地震保険料は約0.3%前後とエクスポージャーが限られる。そのうえ、地震保険の責任は政府と分担しており、民間保険会社の負担額には上限もある。このため「経営を脅かすほどのインパクトにはならない」と見る向きが多い。 損保各社は地震保険料の支払い規模について「現時点で調査中」などとしており、推計値をまとめるのにも「少なくとも1週間程度かかる」(損保関係者