1月17日から20日にかけてスイス・ダボスで開催された世界経済フォーラム、いわゆる「ダボス会議」。イギリスが国民投票でEU離脱を決めた“ブレグジット”や、アメリカのトランプ新政権誕生などで世界が揺らいでいる中、幅広い議題が活発に話し合われたということだが、その中には昨今めざしい進歩を見せているAI、人工知能についての興味深い発言もあったという。 ■セルゲイ・ブリン氏、AIの急激に進化に「注意を払っていなかった」 世界中のトップリーダーが一堂に会した今年の「ダボス会議」だが、世界的な不況のなかにあってグローバル経済の再活性化や、社会の内側からの経済成長を目指す“インクルーシブ・グロース”などが熱心に話し合われ、一方でドローンやAIなど今後の成長分野である“第4次産業革命”についても活発に討議されたということだ。会議にはIT業界の雄、Googleの共同創立者であるセルゲイ・ブリンも参加して発言