ネットをあちこち見ていると「最近は被害者の立場にたったほうが有利」みたいな言説がよく見られる。だからみんな自分がいかに被害者側かアピールするんだよ、と。 まあ確かにそういう記事や発言がよく見られる気はする。結局どの側面から見るかで、恵まれてる面も恵まれなかった面もそりゃあるに決まってる。どこにフォーカスするか次第といわれりゃまあ確かにそのとおりとしか言いようがない。 「弱者救済」と言えば正義のようにも思えるけれども、その内実を見れば彼ら彼女らを「弱者」に追い込んだ「加害者」がいることも少なからずある。 いじめ問題を思い出すとわかりやすい。よく「いじめられる側にも問題がある」なんていうやつがいるけれども、いじめられる側の問題といえば「逃げなかった(学校へ行った)」という一点に尽きるのであり、問題があるのはいじめる側である。そして本当にケアしなければならないのはいじめっ子のほうなのだ。だって問