去年12月、1軒の住民の騒音への訴えで長野市が公園を廃止したというニュースが広がり、住民はネット上で「クレーマー」「上級国民」などと一方的な非難にさらされました。住民が傷つけられ、公園存続を求める声も挙がるなど、地域の混乱が続いた2023年3月。長野市は公園廃止の決定は変えないと表明しました。一時は存続も選択肢に入れたという荻原健司市長。しかし、結末はあまりにあっけなく、子どもの遊び場に関する課題は残ったままです。 (長野放送局 橋本慎也記者) 開設から廃止決定まで まずは公園開設から廃止までを簡単に振り返ります。 長野市は2004年に借地に公園、「青木島遊園地」を開設。地元では隣接する学童保育施設のために作られたとされています。2021年3月、この施設が子どもたちを一斉に遊ばせたところ、開設前から住んでいた住民が騒音の悩みを訴えました。これを受け施設は公園の利用を中止。さらに、施設は「使
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