タクシー事業にイノベーションを起こすべく、創業86年の老舗・日本交通が行っているさまざまな取り組みは、弊誌でも過去何度か取り上げてきた。自社専用に作ったものが全国のタクシー会社に広まった『全国タクシー配車』のようなアプリ開発のみならず、システム、ハードウエアまで自社で手掛ける同社は、いまや最先端の“テクノロジー企業”のようだ。 しかし、「うちはソフトウエアの会社でもハードウエアの会社でもない」と同社代表取締役社長・川鍋一朗氏は強調する。 「アプリを開発したのは、選ばれるタクシー会社を目指すため。ソフトウエア、ハードウエア、オペレーションの3つがそろわないと勝負できない時代が来ているんです」 日本のタクシー業界の活性化、さらには世界のタクシーサービスを塗り替える野望を胸に秘める川鍋氏が、弊誌姉妹サイト『@type』主催の『エンジニア適職フェア』(11月1日、東京ドームシティ)で、「モノとソフ