「神様ドォルズ」12巻が発売されました。 これが最終巻です。これにて「神様ドォルズ」もお終いか。感慨深いものがありますね。味わいつつも一気に読みました。一言で率直に感想を述べましょう。不完全燃焼なんだろ?なんかスッキリしないんだよなー。 まあ、訓練されたやまむらはじめ先生の読者なら「ん、まあ通常通り」といったところなんですけれど。この煮え切らなさとむずむずした感じがむしろ心地いいみたいな。やっぱり心情が上手い。やまむら作品の好きなところは「悩む若者」である。そしてその悩みを乗り越えて行く様が僕の心の琴線に触れてくれる。ゆえに、「神様ドォルズ」は案山子を操るバトル漫画なんだけど、個人的には「青春」とか「若者の葛藤」を描いていたと思うわけです。 【玖吼理】 玖吼理の意志が動きまくったね。 「わかったよ。一緒に闘おう、玖吼理」 玖吼理が匡平の下へ現れた背景がいいよね。 詩緒の言う「案山子は人助け