【ブリュッセル八田浩輔】オランダのウィレム・アレクサンダー国王(50)が、月に2度のペースで商用旅客機の副操縦士として21年間乗務を続けていたことを明らかにした。17日付のオランダ紙テレグラフのインタビューで語った。 パイロットの資格を持つ国王は、KLMオランダ航空で「ゲスト操縦士」として運航にかかわることは知られていたが、詳細は明らかにされていなかった。 同紙によると国王は同航空子会社の特定の小型ジェット機で、制服に身を包み副操縦士として運航にかかわってきたという。機内アナウンスすることもあったが身分は明かさず、理由について「機長やクルーを代表して搭乗への感謝を伝えるので名前を名乗る必要はなかった。どちらにしてもほとんどの乗客は聞いていないだろう」と語った。