アメリカ空軍が「磁気浮上式」で時速633マイル(1018.7km/h)という世界記録を達成しました。なぜそのようなものを、空軍が開発しているのでしょうか。 米空軍が磁気浮上式の世界最速記録を達成? アメリカ空軍は2016年4月14日、ホロマン空軍基地(ニューメキシコ州)第846試験隊の「マグレブ スレッド システム(Maglev sled system)」が、同年3月4日に行われた走行試験において時速633マイル(1018.7km/h)を記録、「磁気浮上式」の世界最速記録を塗り替えたことを発表しました。この数値は、同じく磁気で浮上して走るJR東海のリニアモーターカー(超電導リニア)「L0系」が2015年4月21日に達成した世界記録、603km/hを大幅に上回ります。 高速鉄道後進国であるアメリカ、しかも空軍が、なぜこのような記録を達成できたのでしょうか。また、何を目的にそれを開発したのでし