富山県滑川市の元教育委員長が偽造した高速バスの回数券を使用した事件で、偽造有価証券行使容疑で逮捕された同市清水町、会社監査役の渡辺祐一容疑者(67)が、自宅から富山市内まで車で移動し、バス停近くのスーパーに無断駐車して高速バスに乗り換えていたことが20日、捜査関係者への取材でわかった。 渡辺容疑者は「浮いた金を小遣いにしたかった」と動機を話しており、富山中央署は、交通費を浮かす通勤方法を巧妙に計画していたとみて調べている。 捜査関係者によると、滑川市の自宅から車で富山市の西上袋バス停近くの大型スーパーまで移動し、無料駐車場に無断で止めた後、偽造回数券を使い高速バスを利用していた。同スーパーの担当者によると、高速バス利用者の駐車が後を絶たず、無断駐車の禁止を呼びかける看板を設置していた。 同署は19日朝、渡辺容疑者の自宅を捜索、偽造回数券約570枚を押収した。
神奈川県海老名市は21日、市立図書館を運営する指定管理者にレンタル大手「ツタヤ」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と「図書館流通センター」の共同事業体を選定する、と発表した。CCCが公立図書館を運営するのは佐賀県武雄市に次いで全国2例目。 海老名市などによると、市立中央図書館を改修し、カフェや書店を設置。365日午前9時から午後9時まで開館する。ツタヤのカードを利用した貸し出し、宅配やコンビニ返却などのサービスを導入する。リニューアル開館は2015年10月を予定している。 指定は2014年度から5年間。初年度の指定管理料は約4億円強、15年度以降は年間約3億円。 CCCは宮城県多賀城市、山口県周南市でも、新しい図書館づくりの企画などで協力している。
東北大加齢医学研究所の川島隆太教授(脳科学)らのグループは20日、子供が長時間テレビを見て生活すると、脳の発達や言語能力に悪影響を及ぼすとの研究結果を発表した。200人超の追跡調査で影響を明らかにし、論文が英国の神経科学雑誌に採択された。 調査は宮城県の5~18歳を対象にテレビの視聴時間や家庭環境を調べ、脳画像の解析や知能テストを実施。そのうちの216人を追跡調査した。 視聴時間を「見ない」から「4時間以上」まで7段階に分けて分析した結果、テレビを長時間見た子供の方が脳の成長が遅い傾向が出た。脳は神経細胞の接続を3歳ごろから減らすことで成長するが、その減少傾向が鈍かった。 川島教授は「長時間の視聴には、より一層注意が必要。子育て中の世代に、生活習慣を考え直すきっかけにしてほしい」と話している。
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